
実質かかった費用は半年で総額60万円弱
兵頭純子
「留学はお金持ちのすること?」「留学は高い費用がかかるから…」と海外留学に行くことを踏みとどまっているそこのあなた!!!安心してください。私、一般家庭ですよ。莫大なお金を持っていなくても、留学はできる。なぜなら、留学と一言にいっても、留学先や期間など選択肢が多様であるからです。アメリカやイギリスの大学に1年間~3年間いく留学はたしかに費用が高い。しかし、今は大学によっては短期留学のプログラムも豊富にあり、コミュニティカレッジなら半年間や一年間留学しても費用を抑えることができる。また、留学とはすこし異なるが、海外経験を積みたいのならば、インターンシップやワーキングホリデー、国際ボランティアなど本当にたくさんの行き方があります。実際私は、自分が大学に通いながらアルバイトをして稼いだお金の範囲でしか留学できそうになかったため、通常の留学という形ではなく海外インターンシップ留学(ディズニー・アカデミック・インターンシップ)で海外にいきました。有給だったため留学コストをかなり抑えながらも半年間現地での生活を楽しんだ。生活費は現地での給料でまかなうことができたため、実質かかった費用は半年で総額60万円かかるかかからないかくらいでした。
私の友人は今、フィリピンのセブに留学を決め、来春出国する予定だが、アメリカやイギリスに留学する費用の約3分の1だそうです。語学留学というと欧米圏に行くのが当たり前と考えがちであったが、費用面で厳しい人も多く、今ではフィリピン留学の人気が非常に高まっているという。また、フィジーも格安で行ける留学先の一つである。
また、奨学金を申請し、それが通れば、かなり金額面での助けとなる。私も留学中、日本学生支援機構から給付型の奨学金を月8万ももらっていた。レポートなどを毎月書く手間はあるが、そんなものは8万円をもらえることに比べたらちっぽけなことである。文部科学省が留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」では日本代表プログラムと称し、2020年までに1万人の高校生、大学生派遣留学生として送り出す計画をしている。このプログラムでは手厚い奨学金があり、この奨学金も給付型のため返金の必要はない。交換留学などの正規科目を履修するだけの留学ではなく、インターンシップやボランティア、フィールドワークなど活動の幅も様々で多彩なプログラムが用意されている大学を選択することをお勧めする。
無論、お金に制限があればいけるプログラムも限られてくることは間違いないが、現地で学ぶこと、やれることは自分次第であり、そこに制限はない。金持ちだけがいける留学がはびこる世の中ではグローバル化は進展できないであろう。費用が安くても充実した留学生活を送ることができる。自分にあった留学を見つけ、そのためにアルバイトを頑張るのも学生生活としてはいいのではないかと自分自身の経験を振り返って思います。