Experiencing from your own eyes
誰もが歴史の授業で第二次世界大戦のことを学ぶはずだが、自分自身はSaipanという島が存在していることさえ知らず、アメリカの一部ということも知らなかった。小さいときからアメリカと日本の間を行ったり来たりしていてどちらの国からも第二次世界に関しての教育を受けたが、ゼミ合宿では初めて聞いたことばかりであった。Saipanに着いてから皆で映画「太平洋の奇跡」を見たが、それをみ観賞してとても複雑な気持ちだった。自分が日本人とアメリカ人のハーフだが、皆とディスカッションをしたとき正直どう自分の気持ちを伝えればいいのかを迷っていたからだ。その映画を見た次の日にツアーで、バンザイクリフやスーサイドクリフに立って自分の目で観察したとき、さらに複雑でやるせない気持ちでいっぱいになった。あの美しい景色の中で兵士が戦闘に倒れ、一般市民が自殺をしなければならなかったことを考えると、自分の中では「この景色の中で最後に何を考えていたのだろうか」「何がそうさせたのだろうか」と自問するばかりだった。今回も3期生と4期生が一緒にゼミ合宿に参加し、皆で同じことを体験し、その体験について感想や意見を交換できたことは教室内では体験できないとてもいい機会だった。
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