観光旅行でも国際理解はすすむ

庵耀一

少しであれば留学せずに国際理解を進めることは可能なのではないだろうか。まずは国際理解を定義しておく。その定義とは日本だけでなく世界中で起きている、また元々ある物事に関心を向け、認識し、その事柄について深く考え、各々が自身でできることを模索し実行に移すことである。ただ考えるだけではなく、そこでどう行動するかということこそが大事であり、それでこその国際理解であると考える。私なりの国際理解の定義が済んだところで、なぜ私が留学をせずに国際理解が進むと述べたかについてだ。確かに実際に留学等により日本国外に出て実際に自分がその地で様々な体験を経ることで分かり得ることも当然のことながらあるだろう。しかしながら日本国内でも日本国外に関する体験もできる上に知識も得ることができると私は主張したい。

その根拠として提示できることをいくつか挙げる。まずは日本国外から留学、旅行、または移住してきた人々と知り合うということである。このような機会は実際に多くある。語学学校に通ったり学生であれば留学生に話しかけたりと様々である。彼らと接することにより彼らが私たち、そして日本に対してどのような認識を持っているのか、また入国前後の認識のギャップ、母国と日本の相異点や相似点等様々な物事について知ることができると考える。実際にM大学に通うIさんはアメリカ合衆国から日本へ留学しているTさんと知り合い、疑問や意見を聞かれたとともに、Iさんも同様にTさんに質問をしたようだ。

次は実際に日本国外へ旅行に行くことである。Iさんは以前家族旅行でオーストラリアに1週間ほど旅行をしていて、入国時に日本とのあまりの違いに驚いたようだ。この驚きも十分ではないかもしれないが、日本国外での新しい出来事について知るという点では国際理解が少しはできていると言うことができるのではないだろうか。またOさんは40代で初めて海外旅行でスペインへ旅行したのだが、食事のマナーや挨拶の仕方、交通ルール等、異文化を2週間ほどで多く経験し、帰国後は日本について客観的に考えようとすることができるようになったと話している。以後Oさんは多くの国を訪問し、見識を広げたという。

最後は日本国外のことについて勉強したり、ニュースを読んだりすることである。Iさんは大学二年次にゼミナールにて異文化理解についての研究をしていたが、まだまだ海外経験の浅かったIさんはPCのニュース記事や異文化理解に関する先行研究を読むことにより国際理解を少しでも深めることができたのではないかと考えているようである。上記してきた内容以外にもいくらでも国際理解を深める方法はあるのではないだろうか。何も留学だけが国際理解への道なのだという訳ではないのである。

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