
期待以上の成果!第1期ゼミ生の2014年度夏合宿が終了
小林 明
10日、長>崎における夏合宿が無事終了しました。
国際教育の理解と普及を目的とする1期生の夏合宿は、①ゼミ生間及び教員との相互理解を深めること、②2015年3月に予定されている海外研修における教育を通じた国際社会貢献について考えること、③ゼミPR大会への対応を考えることの3つの目的がありました。実際は、親睦を深めることが第1目的の観光中心になりましたが、現地では長崎原爆死没者追悼平和祈念館を訪問して国際教育の最終目標である平和を考えたり、徳川の鎖国時代の極端に限定的な国際交流スペース「出島」を体感したりしたことは大変貴重かつ内容の濃い3日間でした。
と、書いてみると余りにまじめな研修旅行というイメージですが、平和公園、ハウステンボス、大浦天主堂、グラバー園などの訪問には常に食文化視察と体験が色濃く織り込まれていたことも忘れられません。長崎ちゃんぽん、皿うどん、チリンチリンアイス、トルコライス、角煮まんじゅう等などグルメ完食プロジェクトで1日当たりの食事回数が麻痺させられるほどでした。ランキング上位の2店舗が閉店になっていたことで私には期待以上のウオーキングが体験できたほどで、佐世保バーガーに至っては、帰りの空港に着くまで探し求めた幹事はじめ全員の熱意には驚かされました。この熱意が研究調査に向けられる日がくることを夢見る今日この頃です。
それにしても、連日20歳前半の学生と早朝から深夜に至るまで付き合うことで、如何に体力が落ちているかを実感できたことは、期待以外の収穫でした。
お疲れ様でした。ご老体:)にとって大学生とする2泊3日の旅はとてもハードだろうなと思っていましたが、顔に曇り一つなく終始笑顔で元気に振る舞っていたので、やはり只者ではないなと常々実感させられました。
ゼミ合宿では二つの良い経験をすることができました。一つ目は先生のいびきを体験することができたことです。常人では考えられないほどの音量で自然が生み出した災害だと錯覚するほどであり、iPhoneで音楽を聴いても意にも介さず直接的に聴覚を刺激してきました…….僕は最終日に口を開けて寝ていたそうです。
二つ目は原爆の地へと足を踏み入れることができたことです。自分はそれまで広島にも長崎にも行ったことがなく、現地の詳しい現状を資料館へ赴き初めて知ることができました。ネットから文字媒体として見るもののそれとはやはり大きく自分が認識していたものが乖離しており、当時の原爆被害者証言、被害を受けた建物、爆弾の大きさ、威力等を再認識することができ、自分の無知さに憤慨するのと同時に自分のゼミで研究しているテーマの一つである国際平和について感慨に耽ることができました。
恋愛話を皮切りにゼミ生達の親密度が上がったのも大きな成果だと思います。
何れにしても得るものが多いゼミ合宿になって非常によかったです。