外国人が人口の約1.7%の日本で異文化接触は困難

岩倉慧

留学をしなくても国際理解を進ませることは可能であると考える。ただ、海外留学がなければその速度は格段に遅くなるであろう。自分とは違う文化に飛びこむことが国際理解推進の最も効果的な手段であると思うからだ。つまり、日本にいながらにして異文化に接する機会を得ることができればそれは国際理解への手立てになる。私が実際に体験した例に、外国人留学生との交流会がある。人口の約1.7%が外国人といわれる日本 で異文化に触れる機会は少ないが、自分とは異なるバックグラウンドを持って育った人々と接することは自分の固定概念を打ち砕き、新たな考えを知ることがでる。このように、自分とは「違う」ことを知る経験が国際理解の推進につながるのではないだ。