英語が話せるアメリカ人に留学を進めるのは何故

久米梨紗子

「英語なんて全然面白くないし、一生日本で生きていくし、留学なんて必要ない!」そう思っている人もたくさんいると思います。しかし、本当にそれでいいのでしょうか?アメリカの新聞、「The New York Times」に「Every Students Should Study Abroad」という記事がありました。アメリカ人はもちろん英語が話せます。それなのになぜ、全員留学に行くべきだと言われているのでしょうか?その記事の筆者は、これからのグローバル社会を牽引していく人達は留学をすべきだと主張しています。なぜなら、そのような社会では国や言葉の壁を越えたコミュニケーションスキル、幅広い知識、多様な文化への理解が必要とされるからです。私は自身の留学経験から、これらの力を身に着けるには留学はとても効果的だと思います。

まず、留学は異文化や異なるライフスタイルを体験する最善の方法であると言えます。留学中は日々の生活の中で大小たくさんの文化の違いに出くわすことになります。例えばアメリカのチップ文化です。レストランではウエイターが受け持つテーブルが決まっており、注文を取ったり食事を運んできたりを全部1人のウエイターさんで面倒を見てくれます。そのサービスの良さに応じて、チップを渡します。おおよそ食事の代金の15%~20%ですが、どのくらいのサービスで良いとみなし、いくらに設定すればいいのかなど、最初は判断に悩みました。また、私はホストファミリーと暮らしていましたが、生まれて初めてハロウィンにTrick or Treat!と近所を歩いて回りました。けして子供だけの楽しみではなく、老若男女が衣装に身を包んで町を歩いている様子はとても面白かったです。お互いに仮装を褒め合ったりしていて近所づきあいの良いきっかけになっているとも感じました。

次に、留学は社会人としてグローバル社会へ出ていくための良い準備になるということです。異なる文化に身を置くということは、自国の文化を異なる視点から見直す良いきっかけとなります。私は現地の友人と話をする中で、今の日本はポップカルチャーのイメージがとても強いということに気づきました。ポップカルチャーはインターネット上で楽しめる部分も多く、実際に足を運ぶきっかけにはなりにくいです。日本は歴史も長く、都道府県の色が豊かな面白い文化がたくさんあります。もっと伝統文化などを発信していかなければならないと気づきました。また、言語の違う世界にどっぷりと浸かると、非言語のコミュニケーションスキルが身につきます。思っていることを十分に第二言語で表現することは非常に難しく、自然と身振り手振りを使ってコミュニケーションを取ろうとするからです。グローバル化社会では、さまざまな人がおり、誰もが英語が話せるとは限りません。英語を話せるだけでなく、非言語でのコミュニケーションが取れる必要があると思います。

これらのことから、学生は英語を身につけるためだけではなく、これからの社会で生きていく力をつけるために留学という手段を積極的に活用するべきであると言えます。

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