
留学は、大切な人生の分岐点
石崎純也
人によってさまざまな考え方がある。たった四年の大学生活の中で、何をするか何を頑張るかといった目標が、国際的に全く関係なく、日本だけでなせるのならば、はっきり言って時間とお金の無駄であるかもしれない。しかし夢を探し中、あるいは国際的な事柄にかかわりたいという目標があるならば、留学は絶対に行うべきだと思う。なぜなら長期留学は大学生でないとなかなか難しい上に、日本にいるときよりも圧倒的に新しい発見や価値観を得ることができる。私自身、何のために留学に行ったかという問いに対する答えの一つとして、「夢さがし」というものがあった。良い高校、良い大学といった目先の目標しかか考えてこなかった私は将来の自分がまったく想像できていなかった。しかし留学に行くことで、日本の食文化を世界中の人に食べてほしいという思いができた。大学生活は人生の休暇地点とよく言われているが、だからと言って無駄にしないでほしい。むしろ大切な人生の分岐点である。やれることをやって、悩みまくって、自分の夢を見つけてほしい。私が思う留学は、そんな「夢さがし」の一番のやり方である。