
違う環境に自ら飛び込む積極性と実行力が評価された
濱谷愛美
留学が就活の役に立つかはその人の留学での体験及び考察次第だと考える。確かに、留学の経験自体は、話のネタになり、今の時代、短期、長期関係なく、留学経験がある者は多く大してアドバンテージになることはないとはいえ、現実社会ではまだ珍しいと思われているのだと就活中に実感した。ただ、その場合、留学で何を感じ、何を考え何が変わったのかを明確に説明できる必要がある。一番簡単な評価軸はTOEICで図る英語力なのであろう。しかし、それだけではないことを覚えていてほしい。留学しているということで、会社の人事の方の目を引くのは、「わざわざ違う環境に自ら飛び込む積極性と実行力」である。社会人になるということは、今まで大学生活を含め、16年間の学生生活を過ごしてきた環境とは全く異なる環境・世界に飛び込むことなのだ。そして、学生時代は大人から教わることが多いが、社会人になれば自ら知り行動しなければならない。留学もまさに同じで、言語・環境・文化の異なる世界で、自ら行動しなくては生活できない。その過程の中で得るものの多さに個人差があることは言うまでもないが、留学を経験したということは、それをする積極性と行動力があり、社会に出ても活躍できそうだと考えてもらえるきっかけにはなるのだろう。