留学は間違いなく人生のターニングポイント

久米梨紗子

就職活動を自分で体験したが、就職先が決まるまではこの質問には答えられなかったかもしれません。少なくとも英語力は評価されるとは思いますが、企業に対して留学経験というものがどのように捉えられるのかということは正直分かりません。しかし、私は体験した選考を通して、留学は就活に役に立っていると感じていました。というのも、エントリーシートで書くこと、面接で答えることが、ことごとく留学経験と結びついていくという現象が起きたからです。

私は留学に行くまでは日本から出たことがありませんでした。専業主婦の母が常にそばで見守ってくれているなか、ぬくぬくと育ってきました。そんな私が一人で外国に行く。この時点でまず人生における一大イベントでした。小さなことから大きなことまで生活の一つ一つが新鮮で、当たり前のことが当たり前でなくなることでたくさんの気づきを得ることができました。中でも人との付き合いは私の世界を大きくしてくれました。この留学生活の中に、自分の人生を変えた出逢いがありました。私はもともと初対面の人ともすぐに親しくなれることが長所でしたが、他者の評価を気にしすぎて自分の色が出せず、交友関係が浅くなってしまうことが悩みでした。しかし、言語の壁がありながらも私の中身をきちんと認めて、ありのままが素敵だよと言ってくれる人がいたおかげで、もっと自分らしく生きようと思うようになりました。その結果肩の力が抜けて人付き合いが楽になり、より一層楽しくなるとともに、なんでもさらけ出して話せる友人も増えました。

就活では強みやあなたらしさとは何か、人生のターニングポイントやポリシーなどが多々問われます。人事の人はこれらの質問からあなたはどんな人なのか、どのような経験からどのようなことを学び、今のあなたを作っているのかを知りたいのです。私にとっては留学が間違いなく人生のターニングポイントですし、‟Just the way you are”というポリシーは上記の経験から生まれました。今では私の強みは社交性であると自信を持って言えます。自立した生活を送り、いっときも時間を無駄にしないようフットワークを軽くできるだけ多くのことに取り組み、たくさんの物事や人から刺激を受けた留学生活は、4か月半という短い時間でありながら、私の人生において1番濃い時間でした。留学で身につくものは語学だけではありません。むしろ、語学以外のものの方が多いように感じます。物事の見方や考え方、ひいては性格までをも変える力を持った留学。自分がどんな人物なのかを考え、成長することができる大きな機会を就活の前に持てたことは、とても大きな意味を持っています。

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