留学は無駄ではなく、むしろ国際理解の近道

石崎純也

結論から言うと、確実に進むと思われる。特に現在の日本では、訪日外国人の数が急増し、SNSなどのネットワークを通した海外とのコミュニケーションも容易に可能だ。また日本以外の国に精通している人や文献、インターネットも多く、国外に出る必要もなく情報を得ることができる。しかしだからといって国際理解のための留学は無駄ではなく、むしろ国際理解の近道であると思う。何事も机上の考えや理論よりも、五感を使用した経験のほうが理解しやすい。特に多宗教(あるいは無宗教)の多い日本で育ち、生活した日本人は宗教を理解することが難しいかもしれない。だからこそ、現地に行き、共存することによって、より深く、そして効率的に理解が進むと考える。今の日本では国内でも、十分に国際理解を学ぶことは十分可能であるが、質を考えたとき、留学は最善の手であると思う。