何を成果とするかにもよる

石崎純也

留学の期間と成果は比例しないと考える。何を成果とするかにもよるが、語学力を目的とした留学であれば、なおさら比例しないと考える。例え長期間、留学していたとしても、母国の人々と長い時間を共有していたならば、母国語以外の言語を話す機会が失われ、語学力向上にはつながらないと考えるからだ。一方で、自分と同じ母国語話者がいなかった場合や、その言語をインプット、アウトップする機会が頻繁にある場合などは、短期間であっても高い成果が見られると考える。また、留学の目的を異文化体験とするならば、期間と成果は比例しないだろう。海外渡航経験のない人が1ヶ月留学するのと、海外経験豊富な人が半年間留学するのでは、スタートラインが異なるため、成果は前者の方が著しいと考えるからだ。

結局は、留学の成果が何であろうと、自分自身の主体性や積極性が重要であると考える。期間や環境に関わらず、自分次第で良くも悪くも成果の表れ方が変わるのではないか。