
フィリピンでの約一月の経験が人生を変えた
石崎純也
「意味がない」なんてことはない。確かに3か月以内の留学になると、長期留学と比べ、学べること、体験できることが少なくなるだろう。しかし短期の留学だとしても、長期留学経験者よりも、すばらしく、濃密な体験をして帰ってくる人はいるはずである。要は目的をもって、留学に行き、成し遂げて帰ってこられるか、一皮むけて帰ってこられるか、といったことが一番大切であると思う。私自身、大学二年生の夏休み、短期留学としてフィリピンを訪れたことがあり、そこでの経験は人生を変えてくれたものであったと思う。英語でしか会話ができない、部屋もお店も不衛生、何もかもが不便な生活であった。しかし同時に、このような世界があるんだという新たな道が開けた。新たな友達もできた。英語力向上を目的に臨んだ留学であったが、持って帰ってきたものは、それ以上のものだった。また留学に行きたい、たくさんの人と出会いたい、とにかく楽しい、留学には様々な潜在能力があることに気付いた。だからこそ、留学は長期だからこそいい!、といったことはないと思う。環境が変化することにより、人によっては最高の成長が望めると考えている。