
留学すると決めた時点から自分の留学が始まる
濱谷愛美
一般的には留学を斡旋業者に任せる人もいるようだが、私や国際日本学部の学生はそんなことはしない。それは、「留学は“行く”と決めた時点から始まっている」と考えるからだ。小学生のころ、「遠足は帰るまでが遠足」と言われたのと似たような考えかもしれない。留学へ行くと一言で言っても、行く先は英語圏なのかそうでないのか、どうしてそこなのか、何をしに行くのか、決めることはたくさんある。そして、それらを決めた上での手続きも面倒なものも多いのは確かである。私は、大学の提携校で留学へ行ったが、初海外経験ということで特に手続きはわけがわからず、困ったことは多かった。しかし、わからないままにしていては留学には行けないため、一緒に行く友人に助けを求めたり、自らインターネットでその都度調べたりしてビザの取得や授業の登録をした。友人と戸惑いながらでも試行錯誤で授業を登録したが、留学後のほうがわからないことだらけであったし、誰か斡旋業者などにすぐに聞くことはできないため、どうにかして解決しなければならなかった。そのために、提携大学先のホームページはよく活用していたし、付随して手に入る情報(イベントの開催やクラブ活動の詳細等)もあり、留学前に留学先について知る機会になったし、留学後もそれは意義があったため、よかったと考えている。