
留学経験者と留学希望者の懇談会はWin Winの関係
濱谷愛美
留学する人数を増やすには、世間一般的に言われる留学の目的である「英語力」以外に留学で得られるものや魅力を留学経験者が伝えていく必要があると考える。これはゼミ活動の一環でもあった学校訪問にて、私たちが行ったプレゼンの内容と重複する内容もあると思うが、行った後だからこそ実にその必要性を感じている。そう思うのは、留学へ行った人しか留学の本当の魅力(語学力の向上以外の魅力)がわからないのであり、それは人それぞれの経験によって異なるからである。しかし、大抵の留学経験者は留学後自分の中でその経験を消化し、アウトプットする機会がない。大学について言えば、留学後アウトプットを求められる機会はせいぜい2~3回、報告書やどんな大学へ行ったかを話すプレゼンであろう。しかし、どんな大学なのかはホームページ等でわかることだ。本当に必要なのは経験者の経験内容とそこで何を得られたかなのだ。しかし、留学経験者は留学前自分がどのような情報をほしくてなにがわからなかったかを大抵忘れてしまったりする。そこで、留学経験者と留学希望者の懇談会のようなものを頻度を多く設定することが必要であると思う。現在、明治大学には国際交流委員会や、事務室の留学窓口はあっても、経験者が集まるような場所や組織がない。そうした組織を設けることにより、留学未経験者に留学の本当の魅力を伝えることが、現在明治大学で留学人数を増やすことへの第一歩になるのではないだろうか。